Excelを使っていて、「自分では設定していないのに、勝手に書式等が設定されてしまう」
「設定の解除方法が分からない」と困ったことはありませんか?
これらは Excelが「こういうふうに設定したら便利だろうな」と、先回りして自動設定しているものです。
とはいえ、それを「余計なお世話」と思ってしまうこともしばしば…。
今回も、前回に引き続き、そんな「余計なお世話」の解除方法をご紹介します。
Excelでは日付と思われるデータを入力すると、自動的に「日付」として認識されてしまいます。
たとえば「1/3」と入力すると「1月3日」、「10-15」と入力すると「10月15日」と認識され、
セルにはシリアル値(日付連番)が記録されます。これを単なる「1/3」「10-15」という文字列に戻そうとして、
入力後にセルの書式設定を「文字列」にしても、「40546」「40831」というシリアル値が表示されてしまいます。
これを防ぐには、あらかじめ、セルの書式を「文字列」にしておきます。
◆Excel 2007/2010 の場合
- 【 ホーム 】
- 【 表示形式 】
- 【 文字列 】
◆Excel 2000/2003 の場合
- 【 書式 】
- 【 セル 】
- 【 表示形式 】の中から「文字列」を選択
または入力時に先頭に「’」(キーボードの数字の7のキーにある、シングルコーテーション)を入力すれば、 文字列として認識されます。
1900年1月1日を「1」とし、1日ずつ1を加算していった数値のこと。時刻は小数点以下で表されます。 例えば、2011年10月15日は「40831」となります。この値を元に、日付や時刻の計算が行われます。