Windowsには標準で「アクセサリ」という付属のソフトが用意されています。
Windows3.1や95の時代からあるものなので、「ペイント」や「メモ帳」
などを活用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。
最近はそういったWindows標準の付属ソフトでも、便利なものが出てきました。
今回も、前回に引き続き、隠れた便利ソフトをご紹介します。
Snipping Toolとは、画面のイメージを画像として取り込むためのソフトです。
Windows 7やVistaで提供されています。
「業務手順マニュアルを作っているのだが、
画面のイメージを取り込んでWordやExcelに貼り付けることはできないだろうか」
というご要望は昔から多かったのですが、Snipping Toolを使えば、
画像として使用したい部分だけを指定してコピーや保存ができます。
- 【 スタートボタン 】
- 【 すべてのプログラム 】
- 【 アクセサリ 】
- 【 Snipping Tool 】
画面全体が白っぽくなり、【 図1 】のようなSnipping Toolのメニューが表示されます。
画面上の取り込みたい部分をドラッグで指定します。
- 図1
ドラッグした部分がSnipping Tool上に表示されます。【 図2 】
このままのイメージで問題なければ、ExcelやWordで貼り付けの操作を行います。
- 図2
「ペン」や「蛍光ペン」で画像に一手間加えることも可能です。(【 図2 】赤枠)
画像を保存したり、直接メールで送ることもできます。
◆Windows XP以前で画面の取り込みをするには
- Print Screenキーを押して画面イメージを丸ごとコピーする。
- ペイント等の画像編集ソフトに貼り付け、必要な部分を範囲選択し、
コピーする。 - ExcelやWordに貼り付ける。
※もちろん、Vistaや7でも使える手順です。
◆こんな小技も
Altキーを押しながらPrint Screenキーを押すと、
アクティブになっているウィンドウだけがコピーされます。
場合によってはSnipping Toolより便利に使えるかもしれませんので、是非、覚えておいてください。
折角の便利ソフト、起動も便利にしたいところです。
スタートボタンをクリックすると、【 図3 】のようなメニューが表示されます。
ここに任意のソフトを登録することができます。
例えばSnipping Toolを登録したい場合は、
- 【 スタートボタン 】
- 【 すべてのプログラム 】
- 【 アクセサリ 】
- 【 Snipping Tool 】 を右クリック
- 【[スタート]メニューにアイコンを追加】を選択
上記1〜5により、スタートメニューに追加されます。 スタートボタンをクリックすればすぐに目的のソフトが見つかるので、意外に早く起動できます。 デスクトップ上がアイコンだらけになっていたり、 常に複数のウィンドウを立ち上げてパソコンを使用している方は、 スタートメニューの活用もご検討ください。
- 図3