● Eメールの小ワザ集 Part2 ● |
前回に引き続き、Eメールの小技をご紹介します。
● レイアウトが変! ● |
メールをもらったときに、レイアウトが崩れているものを見かけたことはありませんか? 文字や記号を組み合わせて、絵のように見せかけているらしいのですが、表示がガタガタで、何が描いてあるのか分からない……といったものです。
こういったメールを見かけたときは、メールを「等幅フォント」で表示してみましょう。
[手順]
Outlook Expressの[表示→文字のサイズ→等幅]を選択する。
……これで絵文字が綺麗に見られるはずです。
←こんな状態で表示されていたものが…… 等幅フォントだと犬の絵に見えます!→ |
[どうして?]
フォントの種類には「プロポーショナルフォント」と、「等幅フォント」があります。
「し」「I」「J」等の縦長の文字は幅を狭く、「W」「つ」等の横長の文字は幅を広く表示させるのが「プロポーショナルフォント」、どんな文字でも均一の幅で表示させるのが「等幅フォント」です。
プロポーショナルフォント |
等幅フォント |
絵文字は「等幅フォント」を使って作られているのですが、Outlook
Expressでは表示は基本的に「プロポーショナルフォント」で行われます。これを上記の方法で一時的に「等幅フォント」に切り替えることができます。
ただし、他のメールを見たり、Outlook Expressを終了してしまうと、「プロポーショナルフォント」に戻ってしまいますので、注意が必要です。
表示するのも作成するのも、常に「等幅フォント」を使用したい場合は、以下の方法で設定を変更してください。
[手順2]
1.Outlook Expressの[ツール→オプション→読み取り]を選択する。
2.「フォント」ボタンをクリックする。
3.「プロポーショナルフォント」を「MSゴシック」等に変更する。(注意! 「MSPゴシック」等、フォント名の途中にPが入っているものは「プロポーショナルフォント」です。Pのついていないフォントを選びましょう。「MSゴシック」にしておくのが一般的です)
● 文字のサイズを変更したい ● |
「細かい文字って見えにくいんだよねぇ」という方も、「文字のサイズを小さくして、一画面にたくさんの情報を表示させたい!」という方も、メールを表示させるフォントサイズは以下の方法で変更できます。
[手順]
Outlook Expressの[表示→文字のサイズ]の「最大・大・中・小・最小」から、好みのサイズを選択する。これはOutlook
Expressを終了しても設定は保持されます。
[注意]
印刷時の文字サイズには反映されません。印刷時のサイズを変更したい場合は、Internet
Explorerの[表示→文字のサイズ]を変更してください。
● 送信者名を変更したい ● |
メールを受信すると、一覧には件名とともに送信者名も表示されます。漢字のもの、アルファベットのもの、自分の名前の人、社名になっているものなど、送信者名はさまざまです。自分の「送信者名」は、以下の手順で変更できます。
[手順]
1.Outlook Expressの[ツール→アカウント]
2.アカウントが複数ある場合は、変更したいものを選択し、プロパティボタンをクリック。
3.全般→ユーザー情報の「名前」の部分が、送信者名にあたる部分です。ここを変更します。
● 使っていい文字・悪い文字 ● |
● 使っていい文字・悪い文字 ●
「インターネットやEメールでは、半角のカタカナや@等の記号は使わないで!」という約束事を耳にしたことのある方も多いかと思います。これは、通信中に文字化けしてしまったり、通信に使う機械(パソコンや携帯電話など)の機種によってサポートしていない文字(記号)があったりするためです。
例えば、Windowsパソコンで作ったメールで「@」や「Z」といった記号を使うと、メールを受け取る相手がマッキントッシュだった場合、これらが表示されなかったり、まったく違う記号になって表示されたりします。半角カタカナは通信中に文字化けしてしまうことがあるそうです。
文字化け程度で済めばまだいいのですが、中には相手側のパソコンを誤動作させてしまうこともあるそうです。
以下に使っていい文字と、危険な文字を挙げますので、参考にしてください。
[使っていい文字]
・半角または全角の英字・数字・記号(キーボード上にある「!
" #」など)
・全角ひらがな・カタカナ・漢字(使えない漢字もまれにあります)
・数学記号(≒狽ネど)(注)
・罫線素片(├ ┷など)(注)
・ギリシャ文字(αβなど)(注)
・ロシア文字(ЯФなど)(注)
・以下の記号
、。,.・:;?!゛゜´`¨^ ̄_ヽヾゝゞ〃仝々〆〇――‐/\〜‖|…‥''""()〔〕[]{}〈〉《》「」『』【】+−×÷=≠<>≦≧∞∴♂♀°′″¥$¢£%#&*@§☆★○●◎◇◆△▲▽▼※〒→←↑↓〓 |
(注)インターネットに接続できるくらい新しいパソコンであれば使えると思って大丈夫です。昔のパソコンなどでサポートされていない場合があります)
[危険な文字]
・半角カタカナ
・外字(自分で作った文字)
・以下の記号
・その他、ワープロ専用機や携帯電話などに固有の記号。
2回にわたってご紹介した「Eメールの小ワザ」いかがでしたか? 少しでもお役に立てれば幸いです!