● Excelだって見た目が大事！？ ●

日付の表示形式の中に2002年8月20日を「08/20/02」と表示させる書式はあるようですが、「02/08/20」と表示させる書式がありません。

１．［書式→セル→表示形式］の「分類」から「ユーザー定義」を選びます。
２．右側の「種類」下のボックスに「yy/mm/dd」と入力すれば、書式を作成できます。

［参考］
・ y…西暦／m…月／d…日を表しています。
・ 年を和暦で表示したい場合は、「e」を使います。「ge」だと「H14」、「ggge」だと「平成14年」と表示されます。
・ mやdを2つ入れることにより、一桁の月や日の頭に0を付けることができます。1つだけだと、0は省略されます。
・ 年月日の区切り文字に「-」や「.」を使うこともできます。

貼り付けの際に［編集→形式を選択して貼り付け］の「書式」を選択してください。

または、ツールバーの「書式のコピー／貼り付け」ボタンを使います。

　コピー元のセルを選択し、「書式のコピー／貼り付け」ボタンをクリックし、その後、コピー先のセルをクリックします。これにより、書式だけをコピーできます。
　もし、いくつものセルに書式を貼り付けていきたいときは、「書式のコピー／貼り付け」ボタンをダブルクリックすれば、続けて貼り付けていくことができます。貼り付けが終わったら、もう一度「書式のコピー／貼り付け」ボタンをクリックしてください。

データをコピーすると、罫線やセルにつけた色などもコピーされます。データだけをコピーすることはできませんか？

データを貼り付けるときに［編集→形式を選択して貼り付け］を選択します。
コピー元が文字や数値の場合は、「値」を選択してください。
コピー元が式の場合、「値」を選ぶと、式の計算結果が貼り付けられます。式そのものを貼り付けたい場合は、「数式」を選択してください。

１．条件を設定したい範囲を選択します。
２．［書式→条件付き書式］を選択。
３．左から順に「セルの値が」「次の値の間」「5」「10」と入力する。
４．「書式」ボタンをクリックし、条件を満たしたときに設定したい書式を決めます。セルに色をつけたいときは「パターン」から色を選択してください。

＊条件が複数ある場合は、「追加」ボタンにて追加してください。

［例］

小数点以下の値を持つデータを計算していませんか？

［小数点以下の扱い］
・ セル幅が十分足りている……入力した数値すべてが表示されます。
・ セル幅が狭い……表示できる桁までを四捨五入して表示します。

［例］
　実際には「100.5555」という値が入っていても、セル幅が足りないと「100.6」や「101」と表示されます。これはあくまでも表示上四捨五入しているだけであって、計算でこの値を参照した場合は、「100.5555」という数値にて計算されます。
＊整数の場合は桁数が足りなければ「###」と表示されます。

　以上の理由から、見た目と実際の計算結果が異なるという現象が起きるわけです。
　小数点以下の数値がある場合はセル幅を大きめにとったり、ROUND（四捨五入）・ROUNDUP（切り上げ）・ROUNDDOWN（切り捨て）等の関数を使って、あらかじめ小数点以下を処理するなどの配慮が必要です。

セルによって、自動的に入力モードを切り替えることはできますか？　例えば､顧客名のふりがな欄は必ず半角カタカナで入力したいのですが、いちいち切り替えるのが面倒です。

１．入力制御を行いたいセル（半角カタカナにしたいセル）を選択します。
２．［データ→入力規則］を選択します。
３．「日本語入力」より、「半角カタカナ」を選択します。これにより、そのセルに移動すると、入力モードが自動的に切り替わるようになります。

＊関数を使って、すでに入力済のデータを修正することもできます。 
　［例］
　　ASC……全角文字を半角にする。 
　　JIS……半角文字を全角にする。