インターネットの検索とオートコンプリート

インターネットはまさしく、情報の宝庫。「仕事でもプライベートでも、情報収集はインターネットで」という方も多いのではないでしょうか。今回はちょっとした情報検索のコツと、Internet Explorerの「オートコンプリート」機能についてお話します。

 ● 検索 ●

何かの情報が欲しいと思ったときに、一番お世話になるのがYahoo!やGoogleといった検索サイトでしょう。カテゴリの中からお目当ての情報を探していく方法もありますが、欲しい情報のキーワードがはっきりしている場合は、キーワードでの検索をお奨めします。
キーワードは1つだけ指定してもいいですし、複数組み合わせて指定することもできます。組み合わせ方はサイトによって細かい差異がありますが、以下は比較的汎用的な指定方法です。

[AND条件1]
キーワードの間をスペースで区切ることにより、指定したキーワードすべてを含むページを検索します。
「ウィルス コンピュータ」と指定すると、「ウィルス」と「コンピュータ」両方の単語を含んだページが検索されます。「ウィルス コンピュータ Nimda」等、3つ以上のキーワードを組み合わせることも可能です。

また、「+ウィルス +コンピュータ」と、キーワードの前に「+」マークを入力することもできます。

[AND条件2]
キーワードを「" "」(ダブルコーテーション)で囲むことにより、指定したキーワードが指定した通りに並んでいるページを検索します。
「"コンピュータ ウィルス Nimda"」と指定した場合と、「" Nimda ウィルス コンピュータ"」と指定した場合では、検索結果が異なります。

[マイナス条件]
キーワードの前に「−」マークを入力することにより、そのキーワードを除外した検索ができます。
「ウィルス」というキーワードを含むページを検索したいが、「インフルエンザ」というキーワードを含むページは検索対象から除外したい場合は「ウィルス −インフルエンザ」と入力します。
   * −記号は半角で入力します。
   * キーワードの間はスペースで区切ります。

・英数字の全角・半角・大文字・小文字は特に区別されないことが多いようです。
・表示されたページの中で特定の文字列を探したい場合は、ご使用のブラウザの検索メニューをお使いください。(Internet Explorerの場合は、[編集→このページの検索]です)
・詳しい検索方法は各種検索サイトのヘルプをご確認ください。

 

 ● オートコンプリート ●

検索のためにキーワードを入力している最中や、IDやパスワードを求められるホームページで、最初の何文字かを入力すると自動的に入力候補が現れることがあります。また、入力欄をダブルクリックすると、今までそこに入力したことのあるすべてのキーワードが表示されます。

これは「オートコンプリート」と呼ばれる機能で、以前に入力した内容と一致するものがあった場合、その候補を表示してくれるInternet Explorerの機能です。
IDとパスワードを組み合わせて記憶する機能も持っているので、IDを入力しただけでパスワード欄も自動的に入力されていた、といった経験をお持ちの方も多いかもしれません。
「長いキーワードやIDをすべて入力する手間が省ける」「パスワードをいちいち記憶しておく必要がなくて楽」といったメリットもありますが、そういったメリットはそのままデメリットにもなりえます。
例えば、職場で1台のパソコンを複数の人で共有していた場合、何の権限もない人が責任者や管理者のIDで機密情報等にアクセスすることもできてしまうわけです。
お仕事とはあまり関係のない事例になりますが、インターネットカフェ等でオンラインショッピングをした場合も、クレジットカードの番号や住所・氏名・電話番号などがそのまま残ってしまうわけですから、悪用される可能性もありえます。
検索に使ったキーワードもすべて残りますから、自分がどんな内容を検索していたのか、一目瞭然です。

オートコンプリート機能はInternet Explorerがインストールされた時点で有効になっています。機能を無効にしたいときや履歴の一覧を削除したいときは、各自で設定する必要があります。

[特定のキーワードだけを削除する]
 1.入力欄をダブルクリックし、候補を表示する。
 2.削除したいキーワードの上にマウスポインタを置く。(クリックはしないで下さい)
 3.キーボードのDeleteキーを押し、キーワードを削除する。

[キーワードすべてを削除する]
 1.Internet Explorerのツール→インターネットオプションの「コンテンツ」を選択。
 2.「オートコンプリート」ボタンをクリック。
 3.「フォームのクリア」「パスワードのクリア」ボタンで、登録されているキーワードをすべて削除できます。

上記方法でキーワードすべてを削除しても、オートコンプリート機能が有効になっている限り、また新たに一覧が作成されていきます。機能そのものを無効化するには「フォーム」「フォームのユーザー名及びパスワード」のチェックを外してください。

 

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