日本語を入力する上で、意識していなくてもお世話になっているのが、日本語入力システムである「Microsoft IME」(以後、IMEと略す)。(ATOK等の他製品を使っている場合を除く)
今回はIMEの、知っていると便利な機能をご紹介いたします。
(注:使用バージョンは、特に記述のない場合はIME2002です)
カタカナを英語に変換できます。たとえば「ふらんす」と入力して変換キーを押すことにより、英語で「France」と入力することができます。
その他、日本でもよく使われるような英単語は、読みを入力することにより、英語に変換できます。
(コンピュータ→Computer、ビジネス→Business等) |
|
[設定方法]
1.IMEツールバーの、ツール→プロパティをクリック。 |
|
2.「辞書/学習」を選択し、システム辞書内の「Microsoft IME カタカナ語英語辞書」にチェックを入れる。
|
|
あとは、カタカナ語を入力し変換を行えば、変換リストの中に英語が表示されるようになります。 |
商品名や固有名詞、あるいは業界用語など、通常の日本語変換で変換できない単語は、「単語/用例登録」で1つ1つ登録していくことができます。(IMEツールバー→ツール→単語/用例登録
から登録)
しかし、「この文章に使われている特殊な単語を一気に登録してしまいたい」といった場合は、「変換トレーニングウィザード」を使ってみるのも一つの方法です。
「変換トレーニングウィザード」は、作成済みの文書から自動的に単語を抽出して、単語登録をしてくれる機能です。
[手順]
1.[IMEツールバー→ツール→変換トレーニングウィザード]を選択。
2.参照ボタンをクリックし、単語を抽出したいファイルまたはフォルダを指定します。(ファイルの種類によっては抽出のできないものもあります。WordやExcelのファイルなら大丈夫です)
指定できたら、次へボタンをクリック。 |
|
3.単語の抽出・登録が完了すると、完了画面が表示されます。(右図)
どんな単語が登録されたのか確認したい場合は、「辞書ツールを起動する」ボタンをクリックして下さい。 |
|
単語の上をダブルクリックすることにより、読みや語句を修正できます。 |
|
*場合によっては、思うような抽出・登録結果が得られないこともありますので、ご了承下さい。 |
*郵便番号辞書*
IMEの「変換モード」を「人名/地名」にすると、郵便番号を入力し変換をすることにより、住所を入力することができます。(図参照)
市町村合併により、郵便番号に該当する住所が変更になっている場合、古い郵便番号辞書のままでは、当然、古い住所が表示されます。(下図左)
郵便番号辞書は最新のものをマイクロソフトのホームページからダウンロードすることができます。
古い郵便番号辞書で変換
|
最新の郵便番号辞書で変換
|
*IME2003最新語辞書*
IME2003は、さまざまな時事や流行、外来語などによって変化する最新の語彙をサポートしています。
この「最新語辞書」は四半期に一度提供されるので、適宜ダウンロード・適用することにより、最新の語彙をスムーズに変換することができます。
郵便番号辞書・IME2003最新語辞書ともに、マイクロソフトホームページの、ダウンロードセンターからダウンロードすることができます。
「IME」というキーワードで検索をすると20〜30件のIME関連のダウンロードデータが検索されますので、そこから該当する辞書を探すといいでしょう。
インストール手順については、各ページの説明をご参照下さい。
日々お世話になる日本語入力。少し手を加えることにより、変換効率はアップします。是非、お試し下さい。
|スキルアップ情報TOPへ|HOME|
|