皆様は「Windows
XP起動時のパスワードを設定(または変更)したはいいけれど、パスワードを忘れてしまった!」という経験はないでしょうか。
「なんとかならないでしょうか……」というご質問をいただくこともあるのですが、なんとかなる場合もあれば(後述)、パソコンそのものを再インストールしなければならない事態に陥ることもあります。
そうなってしまう前に、予め「パスワード・リセット・ディスク」を作成しておくと、万が一、パスワードを忘れてしまったときに、パスワードを再設定することができます。用意するのは、空のフロッピーディスク一枚だけ。いざというときのために、作っておくといいかもしれません。
[ 注意! ]
・ネットワーク環境がドメインの場合は、ここで紹介する方法では作成できません。ドメイン環境でパスワードを忘れてしまった場合は、コンピューターの管理者にご相談下さい。
・操作中に、パスワードの変更ができるメニューが出てきますが、安易な変更は行わないようお願いします。
1.[スタート→コントロールパネル→ユーザーアカウント]を選択 2.以下のどちらかの画面が表示されます。
左のような画面が表示された場合は、自分のアカウントをクリックすると、右側のような画面が表示されます。
この中の「パスワードを忘れないようにする」をクリックします。 |
3.パスワードディスクの作成ウィザードが起動します。
「次へ」をクリック。 |
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4.フロッピーディスクをセットし、「次へ」をクリック。 |
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5.現在のパスワードを入力し、「次へ」をクリック。 |
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もしここで、右のようなメッセージが表示された場合は、そのユーザーで過去にパスワード・リセット・ディスクが作成されています。
メッセージを見ればお分かりの通り、ここで新しいディスクを作成すると、過去に作成したものは利用できなくなります。 |
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6.進行状況が100%になったら、次へをクリック。 |
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7.パスワード・リセット・ディスクが作成され、完了のメッセージが表示されます。
作成されたディスクは大事に保管しておいてください。このディスクを使えば誰でも、パスワードをリセットできてしまいますので、セキュリティの観点からも保管方法にはご注意下さい。 |
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1.パスワード・リセット・ディスクを作成したパソコンでWindows
XPにログインする際、間違ったパスワードを入力すると、「ログオン失敗」というウィンドウが表示されます。
ウィンドウ中には「パスワードを忘れてしまった場合、パスワード・リセット・ディスクを使ってアカウントの新しいパスワードを設定することができます。パスワードを新規作成するには[リセット…]をクリックしてください」というメッセージが表示されていますので、ここで[リセット…]ボタンをクリックします。
2.「パスワードのリセットウィザードの開始」が表示されます。
パスワード・リセット・ディスクをセットし、メッセージに従ってウィザードを先に進めると、途中で新しいパスワードを入力する画面が表示されます。ここで新しいパスワードを設定してください。
3.先に進めると、Windowsが起動します。 .
【パスワード・リセット・ディスクがなくてもなんとかなる?】
冒頭で「パスワードを忘れてしまってもなんとかなる場合がある」と書きました。
この「なんとかなる」に該当するのは、そのパソコンに管理者権限を持つ他のユーザーアカウントが存在している場合です。
Windows
XPを管理者権限を持つ別のユーザーで起動し、[コントロールパネル→ユーザーアカウント]にて、忘れてしまったユーザーのパスワードを再設定することができます。
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以上、万が一に備えておいてはいかがでしょうか。
職場のパソコンだけでなく、ご自宅のパソコンにも用意しておいてもいいかもしれませんね。
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