Excelの印刷に便利!レポートマネージャを使ってみよう

「1枚のワークシートから、何パターンもの印刷物を出しているが、その度に印刷設定を設定し直すのが面倒」
「一連の印刷操作をマクロ化しておけば便利そうだけど、マクロの組み方が分からない」・・・・・
そう思っている方に有効なのが、この「レポートマネージャー」です。
この機能を使えば、印刷範囲やページサイズなどの細かいページ設定をレポートとして定義しておくことができます。
印刷したいときは、そのレポートを選択して印刷をかければいいわけです。


ybs2002a.gif (2959 バイト) レポートを使用するための前提条件
レポートマネージャーはExcel(MS−Office)導入時に全ての機能をインストールしていないと使用できません。
確認・導入方法は以下の通りです。

@

[表示]メニューの中に[レポート]がありますか?
ある……レポート機能はすでに導入されています。問題ありません。
ない……A以降を確認してください。
A [ツール]→[アドイン]の中に[レポートの登録と管理]はありますか?
ある……チェックを入れてOKボタンを押せば、レポート機能が登録されます。
ない……MS-Office(またはExcel)のプログラムCD-ROMから、レポート機能をインストールします。方法は以下の通り。
[インストール方法]
(1) スタート→設定→コントロールパネル→アプリケーションの追加と削除→
Microsoft-Office97(バージョンによって表記は変わります)を選択し、追加と削除ボタンを押す。CD-ROMをセットするよう指示がくるので、メッセージに従ってください。
(2) 追加/削除ボタンを押す。
(3) Excelを選択し、オプションの変更ボタンを押す。
(4) アドインを選択し、オプションの変更ボタンを押す。
(5) 「レポートマネージャ」にチェックを入れ、OKボタンを押すと、インストールが実行されます。
(6) 上記Aを実行してください。
(例) 下の売上報告書の、月別の表をA4横で、四半期別の表をB5縦で印刷したい等といった場合に、この機能を使います。この表を例に設定方法をご説明します。
ybs2002b.gif (12085 バイト)
[レポートマネージャー設定方法]
まずは印刷設定を「ビュー」として登録します。
@ 「月別」の表を印刷するためのページ設定を行います。
印刷範囲・用紙サイズ・用紙方向など、普通に印刷をかけるのと全く同じ方法で設定してください。(印刷範囲はページ設定の[シート]で設定できます)
A [表示]→[ユーザー設定のビュー]→追加ボタンを押します。
B 名前のボックスの中に、適当な名前を入力します。(例:「月別」)
「印刷の設定」にチェックが入っていることを確認してください。

OKボタンを押すと、印刷設定に名前が付けられてビューとして保存されます。
ybs2002c.gif (7854 バイト)
C 四半期別のデータを印刷するための設定をし、@〜Bまでを繰り返します。
ビューの名前はそれぞれ変えてください。
次に設定したビューを「レポート」に登録します。
D [表示]→[レポート]→追加ボタンを押します。
E レポート名ボックスの中に、適当な名前を入力します。ビューに付けた名前と同じでも構いません。(例:「月別」) ybs2002d.gif (30512 バイト)
F 「ビュー」にチェックが入っていることを確認し、ドロップダウンリスト(▼ボタンを押すと表示されます)からレポートに使用するビューの名前を選択します。
G 追加ボタンを押します。
H OKボタンを押します。
I 作成したいレポートの分だけ、D〜Hを繰り返します。
では、印刷してみましょう。
J [表示]→[レポート]→印刷したいレポートを選択し、印刷ボタンを押します。
K 印刷したい部数を入力し、OKボタンを押します。
 
いかがですか?一度設定しておけば、印刷時はJの方法を取るだけで、面倒な設定は必要ありません。一度お試しください!(恥ずかしながら、私もお客様に教えていただいた機能なのですが、一人占めしておくにはもったいない機能なのでご紹介させていただきました)