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夏も終わりに近づくと、今度は台風や秋の長雨の季節に・・・・・・。
夕立や雷も気になりますね。快適な季節になるのは、もう少し先のようです。
実はコンピュータも湿気が苦手なのです。保守サービスへのコールが一番多いのが、
梅雨時などの湿気が多い時期だそうです。実際、今年の梅雨時は
「パソコンが立ち上がらないんですが・・・・・・」という電話が一日一件は入っていたように思います。
秋の長雨の時期も心配ですね。
壊れてしまったものは修理するしかない。でも、急いで使いたいデータはードディスクの中・・・・・。
バックアップもとっていないし、どうしよう・・・・・・。
そんな時に役立つのが「起動ディスク」なのです。


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起動ディスクとは?
Windows95/98等、パソコンが正しく起動できなくなったときに、まがりなりにもパソコンを起動させるために使います。といっても、Windowsが起動されるわけではありません。表示されるのはDOSのプロンプト画面。でもこれだけでも、故障状況の簡単な確認や、データのバックアップ程度は可能です。是非とも用意しておいて下さい。

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どうやって用意するの?
自分で作成します。Windows95をご使用の方はFD(フロッピーディスク)198の方は2用意してください。

@

スタート→設定→コントロールパネル→アプリケーションの追加と削除を起動。

A

「起動ディスク」タブを選択し、「ディスクの作成」ボタンをクリックします。

B

「ディスクの挿入」メッセージが表示されるので、フロッピーディスクを挿入し、処理を続行します。処理が終了すると、ダイアログボックスは自動的に閉じます。
Windows98の場合は途中で2枚目のFDを入れるようメッセージが出ますので、指示に従ってください。
パソコンの台数分用意しなくても構いませんが、9598両方の環境をお持ちの方はそれぞれ1枚ずつ用意しておいた方が良いでしょう。(Win95のパソコンにWin98の起動ディスクを使うこともできますし、その逆も可能ですが、念のために)
Win98環境のある方は、是非作成しておいてください。起動時にCD-ROMを認識させることができるので後々便利かもしれません。(Win95起動ディスクではCD-ROMは認識されずに起動します)

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使い方は?

「起動ディスク」という名の通り、作成したFDを使ってパソコンを起動させます。
FDをセットし、そのままパソコンの電源を上げてください。パソコンは起動ディスクの内容を読み取り、DOSプロンプトにて起動します。
Windows95の場合
途中「キーボードのタイプを判定します」というメッセージが出ますので、半角/全角キーを押してください。
「A:\>」という表示が出て止まります。
Windows98の場合
Win98からは、起動ディスクから起動した場合でも、CD-ROMドライブを認識できるようになりました。
@最初に以下のようなメニューが表示されます。通常は1で起動してください。
Microsoft Windows98 Startup Menu

1.Start computer with CD-ROM support.
(CD-ROMをサポートした状態で起動します)
2.Start computer without CD-ROM support.(CD-ROMをサポートせずに起動します)
3.View the Help file.(ヘルプファイルを参照します)

Enter a choice:1 Time remaining:30(30秒間何も選択しない場合は、1が自動的に起動します)
A「キーボードのタイプを判定します」というメッセージが出ますので、半角/全角キーを押してください。
B「A:\>」という表示が出て止まります。なお、CD-ROMドライブは通常のドライブ名から1つ後ろにずれます。

(通常Eドライブなら、Fドライブとなります)

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故障状況の簡単な確認をする
ハードディスク(Cドライブ)にアクセスできる状況かどうか確認します。
試しに「A:\>」の後ろに「dir C:」と入力し、Enterキーを押してください。
A:\>DIR△C:   Enterキー
(半角ならば大文字でも小文字でも構いません△はスペースを表しています。)
ファイル名の一覧がずらずらと出てきたら、ハードディスクにはアクセスできる状況です。Windowsの再導入などで復旧できる場合もあります。少なくとも大事なファイルのバックアップをできる確率は高くなります。
「読み取り不可 ドライブC 再思考しますか?……」(注2)などというメッセージが出たら、ハードディスクにアクセスすらできない状況。ファイルのバックアップもできません。そのまま電源を切っていただいて構いません。

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データファイルをバックアップする
すぐに使用したいファイルや消えたら困る大事なファイルは、COPYコマンドを利用してFDにバックアップしておきます。(COPYコマンドの説明については割愛させていただきます。DOSのマニュアルなどをお持ちの方はご参照下さい)
また、上記注2のようなメッセージが出なくても、この段階でエラーが出る場合もあります。

番外編 Safeモードで起動する!

Windowsが起動しない(起動する前に明らかなエラーが出てしまう)といったような状況の場合は諦めもつきますが(!?)、どうにも中途半端なのが「WindowsSafeモードで起動する」というパターン。
起動中に「キーボードのタイプを判定します」というメッセージが出て(半角/全角キーを押してください)、解像度の粗いWindowsが起動し、画面の四隅に「Safeモード」という表示が出てきたら、それがSafeモードです。

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Safeモードとは?
各種デバイスドライバやネットワーク環境などは読みこまず、必要最低限の環境でWindowsを起動するのがSafeモードです。

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何故Safeモードで起動されるの?
誤ったハードウェアの設定が行われていたり、不正なドライバが組み込まれたり、Windowsが不安定になった場合などに、このモードで起動します。

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正常な状態に戻せる?

Safeモードで起動しているWindowsを正常に終了し、その後普通に再起動すれば、次は正常に起動してくることもあります。
新しいハードウェアやソフトウェアをセットアップした直後なら、それらの設定を解除してみて下さい。
Windowsフォルダの中に「WNBOOTNG.STS」ファイルがあれば、それを削除してください。
以下の手順にしたがって、システムファイルを上書きします。(この方法を試すのは、最後にして下さい)
@パソコンの電源を入れ、画面左上に「Starting Windows 95」という表示が出ているときに、F8キーを押す。
A起動メニューより「Command Prompt Only」を選択し、DOSプロンプトにて起動する。
B以下のコマンドを実行する。
C:\>ATTRIB△-S△-H△-R△C:\IO.SYS   Enterキー
C:\>REN△C:\IO.SYS△IO.BAK      Enterキー
C起動ディスクをセットする。(95なら95の起動ディスク、98なら98の起動ディスクから行ってください)
D以下のコマンドを実行する。
C:\>SYS△A:△C:
これらの方法を試しても直らない場合は、Windowsの再導入しか手がないかもしれません……。
★日頃気をつけること★
マシンの故障はある日突然やってきます。「直射日光のあたるところに設置しない」「ホコリに気を付け、時々拭き掃除する」などの予防策もありますが、もちろん万全ではないでしょう。