★変換モード基礎知識★ |
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ツールバー上の「般」という表示・・・・。気にかけたことはありますか?これは
IMEの「変換モード」を表しています。
変換モードは4つあり、それぞれに得意なパターンを持っています。 |
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略称 |
正式名 |
得意な変換 |
般 |
一般 |
ビジネス文書を始め、ごく一般的な書き言葉中心の日本語入力に最適。 |
名 |
人名/地名優先 |
人名や地名を優先的に変換するので、住所録を作成するときなどに便利。一般モードでは変換されない珍しい苗字などもサポートしています。 |
話 |
話し言葉優先 |
親しい友人とのメールのやり取りなど、会話調の表現が多いときなどに便利。顔文字
((^。^) や (^^ゞ 等)もサポートします。 |
無 |
無変換 |
入力した文字が変換されることなくそのまま確定されます。 |
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○住所録には「人名/地名」○ |
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この中でも特に便利なのが「人名/地名」モード。住所録を作成するときは重宝します。
例えば「かんじ」と入力して変換すると、一般モードなら最初に「漢字(または感じなど)」と変換されますが、人名/地名モードだと「寛治」等、名前として使用される候補を表示してくれます。しかも一般モードの時は候補数が20個前後だったものが、人名/地名モードだと90個以上表示されます。(IME97の場合は両方とも20個前後) |
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住所の入力も郵便番号を使って簡単にできます。例えば「103−0008」と入力して変換すると「東京都中央区日本橋中洲」と変換されます。「103」なら「東京都中央区(または中央区)」です。入力の時間短縮になるのももちろん、難読地名の入力にも有効です。 |
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*IME97の場合「新7桁郵便番号辞書」が適用されていないと7桁の郵便番号には対応しません。マイクロソフトのホームページからダウンロードしてご利用ください。アドレスは予告なく変更されることがありますのでご了承下さい。 |
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http://officeupdate.microsoft.com/japan/downloaddetails/office/ime/yubindic/default.htm |
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○カタカナ入力には「無変換」!?○ |
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住所録のふりがな等、連続してカタカナだけを入力したい場合は「無変換」モードが便利。 |
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一般モードだと入力をした後Enterキーで確定する必要がありますが、無変換モードなら入力した時点で自動的にその文字が確定されていくので、その必要がありません。 |
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ただし、漢字変換はできないモードなのでお気をつけ下さい。 |
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★モードを変えたのに変換できない?★ |
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環境によってはモードを変えても上記のような変換ができないこともあります。その場合は、各システム辞書を登録してください。 |
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@IMEのプロパティを起動する。
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A辞書/学習タブを選択し、システム辞書を確認する。
チェックボックスがオフになっている場合は、辞書が登録されていないことになります。
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B必要な辞書にチェックを入れ、適用→OK |
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標準辞書 |
最も基本となる辞書です。チェックは外さないで下さい。(IME97では「システム辞書」) |
郵便番号辞書 |
郵便番号から住所を変換します。主に人名地名モードで使用します。 |
単漢字辞書 |
単漢字辞書です。 |
顔文字辞書 |
「かお」と入力して変換すると(^。^)
や (^^ゞ
等の顔文字に変換します。主に話し言葉優先モードで使用します。 |
人名地名辞書 |
人名や地名の辞書です。主に人名地名モードで使用します。(IME97にはありません) |
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○チェックボックスの色に注目!○
チェックボックスを見てみると、黒くはっきりとチェックがついているものと、グレーがかった色になっているものと、2種類のチェックがあるのがお分かりいただけるかと思います。これにはそれぞれ意味があります。
(IME97では、グレーのチェックはありません) |
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黒いチェック……どのモードになっていても使える辞書。 |
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グレーのチェック……指定されている変換モードでのみ使える辞書。 |
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例えば「一般モードのときも顔文字を変換できるようにしておきたい」といった場合に、顔文字辞書のチェックを黒くしておきます。 |
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チェックボックスをクリックするたびに、チェックオフ→黒チェック→グレーチェックの順に変わっていきます。 |
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……以上、是非お試しください。 |