Excelで名簿等を作ったときに、「名前を50音順で並べ替えたい」「ふりがな欄を作りたい」
と思ったことはないでしょうか。「やってみたけど、上手く並べ替わらなかった!」
という方もいらっしゃるかもしれませんね。日本語、特に住所や名前は読み方も色々。
今回はExcelの「ふりがな」について、考え方や小技をご紹介します。
(操作方法や画面イメージはExcel2007を使用しています)
- 振り仮名を表示したい範囲を選択する。
- 「ふりがなの表示/非表示」をクリックする。(図1右上)
[注1]
ふりがなは入力の際にキーボードから入力された読みが元になっています。
例えば図1の一番下「吉川佳志」さんの名前は実際は「けいじ」と読みますが、
読み方が分からず「か」「こころざし」と入力し、変換をしました。
ふりがなはそのまま入力されてしまいます。
[注2]
Webやメール、Word等の他のソフトからコピーした文字列は「読み」
が存在しないため、ふりがなも認識されません。
図1の「森伸二郎」さんがその例です。
図1の名簿のふりがなを非表示にした状態で、氏名の50音順に並べ替えをしてみます。 「氏名」のどこかを選択した状態で、「データ」タブの「昇順」ボタンをクリックすれば並べ替えできます。 (図2右上)
[トラブル1]
「守屋」さんが「森」さんよりも上にきています。
これは苗字と名前がスペースを挟むことなく連続して入力されているためです。
「モリヤメグミ」「モリユウイチ」では、「モリヤメグミ」の方が50音順では上になります。
[トラブル2]
「吉川太郎」さんより「森伸二郎」さんが下にきています。
これは「森伸二郎」さんにふりがなが無いためです。(図1参照)
[トラブル3]
「上村」さんの読みが、実は「かみむら」ではなく「うえむら」だった場合、
「枝島」さんより上にならなければいけないところ、
「かみむら」で処理されているため、下になってしまっています。
これらの問題は、ふりがなを修正することで解決します。
⇒ 修正方法はこちらから(「Excel ふりがな攻略法A」)