Excelで名簿等を作ったときに、「名前を50音順で並べ替えたい」「ふりがな欄を作りたい」
と思ったことはないでしょうか。「やってみたけど、上手く並べ替わらなかった!」
という方もいらっしゃるかもしれませんね。日本語、特に住所や名前は読み方も色々。
今回はExcelの「ふりがな」について、考え方や小技をご紹介します。
(操作方法や画面イメージはExcel2007を使用しています)
基本的な修正方法は以下の通りです。
- ふりがなを表示する。
- 修正したいセルをダブルクリック、 あるいはF2キーで編集状態にし、ふりがな部分をクリックする。(図3)
- ふりがなを修正する。
「並べ替えトラブル」は、以下の手順で解決できます。
[トラブル1解決法]
苗字と名前の間にスペースを入れることで解決します。
但し、データ数が多い時は一つ一つ操作するのはかなり大変です。
入力時に苗字と名前の間にスペースを入れるようにするか、
苗字と名前はセルを分けて入力するようにした方がいいかもしれません。
[トラブル2解決法]
ふりがながついていない場合は「Alt」+「Shift」+「↑」キーを同時に押すこととにより、
自動でふりがなをつけることができます。
読みは日本語変換ソフトの辞書から取得された、標準的なものとなります。
文字列の一部だけにふりがなをつけたいときは、セルをダブルクリック等で編集状態にし、
該当する文字列をドラッグ等で選択した後、「Alt」+「Shift」+「↑」キーを押します。(図4)
[トラブル3解決法]
ふりがなを修正した後、再度並べ替えを行います。
「ふりがな」として漢字の上に表示させるのではなく、新たにふりがな欄を作ってしまいたい!
という場合に「PHONETIC関数」を使います。
例えば、セルC3にセルB3のふりがなを表示したい場合は「=phonetic(B3)」と入力するだけで、
ふりがなを取り出せます。(図5-@)
ただし参照セルにふりがなが無い場合は無効です。図の「森伸二郎」さんは、
「森」のふりがながありません。(図5-A)
裏ワザ
PHONETIC関数は、あくまで数式です。ここで取り出したふりがなを単純な文字列として扱いたい場合は、
PHONETIC関数が設定されたセルをコピーし、別のセルに[形式を選択して貼り付け]→[値]で貼り付けます。
ふりがなをひらがなで表示したい場合は「ふりがなの表示/非表示」ボタンの右側にある▼をクリック
→[ふりがなの設定]→[ひらがな]にて設定できます(図6)。
更にPHONETIC関数を使えば、ひらがなの読みを取りだすことができます。