“IBM i ”で効率的な災害対策を
災害対策を前提としたシステムでは IBM Power Systems “ IBM i ” が効果を発揮します。 “ IBM i ” は企業システムが全て一台のマシンに集約可能な、「オール・イン・ワン」マシンです。 PCサーバーでは、企業システムの様々な機能が分散し、バックアップをとることが難しくなります。 災害対策を前提にしたシステム再構築には、“ IBM i ” をお薦めいたします。
HAソリューションの概要
HAベンダー各社ごとに特長は異なりますが、共通しているポイントも多くあります。
データを保管する機材を用意し専用のソフトウェアを用いてバックアップを行いますが、
本番機として稼働している IBM Power Systems “ IBM i ” と同じ筐体を予備機として用意し
災害発生時にはそちら側を本番機の代りに用いる方法 (A) 、
また予備機にPCサーバーを用意しデータの保管を行う方法 (B) などがあります。
HAソリューションの特徴
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コストをかけることで、より復旧が早く またより災害発生の直前に近いデータを戻すことが可能になります。
費用については、ソフトウェアのライセンス料、導入指導(教育)料、保守料で構成されているのが一般的です。 各社ともお客様の投資規模に応じ、“松竹梅”と言うべきバリエーションを揃えています。 -
ポリシーの策定が重要になります。
「最も失いたくないデータは?」、「諦めてしまっても影響が大きくないデータは?」など、 事前に優先順位を決めておく必要があります。
各社ともポリシーの制定をサポートするサービスを含めて災害対策ソリューションを提供しています。 -
試用のサービスを準備しているベンダーが多くあります。
HAを検討できる環境が十分に整っています。
導入を検討する企業様のために、導入済企業の訪問の機会を設けているベンダーもあります。
※サービスを設けているベンダーについては弊社へお問合せください。 -
多くのHAソリューションが “ IBM i ” のOSバージョンV5R3〜V5R4以降を対象にしています。
現在旧タイプのマシンをお使いであれば、サーバー入替を行うタイミングでHAを施すことをお薦めいたします。 -
切替の操作が簡単です。
災害発生時は、操作担当者の方が混乱しているケースがあります。 このような状況でも失敗なく切替えられるよう、各社ソリューションともシンプルな操作で行えるようになっています。
また日ごろの備えとして、切替訓練やソリューションの操作指導を行うサービスも充実しています。
※主に「なんとしても災害対策を施したい!」ページ 掲載ソリューションが対象になります。 -
日次バックアップ替わりとしてのソリューションもあります。
災害対策のみでなく、日ごろのテープバック取得作業の省略化にも効果があります。
※主に「可能な限り安価で抑えたい!」ページ 掲載ソリューションが対象になります。 -
バックアップ機をプログラム開発やデータ分析のために用いることも可能です。
バックアップ機を経由してテープバックアップを取る「セカンダリバックアップ」機能を搭載しているソリューションも多く見られます。 -
回線が安定しない環境ではHAソリューションの導入が難しい場合があります。
また、本番機とバックアップ機のスペックに大きな差があると導入が難しい場合があります。
※詳しくは弊社までお問合せください。
YBSへご相談ください
YBSでは、“ IBM i ” 向けHAソリューション11種、提供ベンダー5社様への取材を行いました。
ベンダー各社より提供いただいた情報をもとに、HAソリューション導入を検討されている “ IBM i ”
ユーザー様へ最適なソリューションのご案内を行っております。
お気軽にお問合せください。